かえるのエリー

HALSTON/ホルストンのかえるのエリーのレビュー・感想・評価

HALSTON/ホルストン(2021年製作のドラマ)
3.7
ホルストンの創始者ロイが帽子屋からアパレル業に猛進し、一時期は輝きを放ったものの落ちていく様を、私生活絡めてドラマ化。一応業界の端くれにいる者として、「TENET」でも会話に出てきたBrooks Brothersは、字幕で表現されなかったものの耳には入ってきたり、他ラルフローレンなどのアメリカンブランド、デザイナーの実名、周知の著名人が出てくる中で、ホルストンだけを知らないということに猛省。。。

同じくアパレルを扱った作品として、映画「ファブリックの女王」があり、マリメッコのお仕事の舞台裏を見たかったのに創始者アルミの荒れた人生ばかりを見せられガッカリしたが、本作は服の制作シーンも良く出てくるし、ファッションビジネス的な観点から見ても面白い。クスリをやってなければもっと成功してたかもしれないが、商業デザイン向きではなかったのかも。

「シカゴ7裁判」を観たくてNetflixに入った今月に、お気に入り俳優ユアンのドラマを観られてラッキーだった。所作の全てがカリスマデザイナーになりきっていた。