くるみ

彼女はキレイだったのくるみのレビュー・感想・評価

彼女はキレイだった(2021年製作のドラマ)
3.9
久々の王道ラブストーリー♡
韓国の人気ドラマのリメイクということでプレッシャーも大きかったと思いますが、原作を大事にしつつ、日本版ならではのオリジナリティもある素敵な作品でした。
主要キャストの4人が作中でも番宣でもわちゃわちゃしているのが可愛くて、雰囲気のよい現場なんだろうなと見ていて気持ちよかったです。
特にケンティーは相当多忙でしょうに、このドラマのためにインスタを始めて毎日更新したり自ら編集した本格的な動画をUPしてくれたりして、作品を盛り上げようとする姿勢が素晴らしいなと感じました。
人を楽しませたいという気持ちがとても大きな方なんでしょうね。

肝心の内容ですが… 外見の美しさに捉われず、初恋の人とは気づかずにまた今の彼女に恋をするところがいいですね。
ケンティーもちゃんと変身前からヒロインに惹かれているし、赤楚くんには至っては「クルクル(モジャモジャ?)も可愛かったのに」って言ってて、主要キャストたちが一度もヒロインのダサい外見を揶揄する描写が無かったところもよかったです。
「彼女はキレイだった」というタイトルを見ると過去に囚われている印象ですが、どんなに外見が変わっても努力を惜しまない姿、強い意志、気配りを忘れない優しい部分に「“やっぱり” 彼女はキレイだった」と惚れ直す作品なんだなと感じました。

しかし一点不満があるとすれば小芝風花ちゃんの変身後の衣装。
変身直後に着ているワンピースは46,000円、初キスのシーンで着ている赤のワンピースはなんと82,500円!
印象的な場面だから記憶に残るような華やかな衣装にしたのは理解できるけど、その他もどれも2、3万するような服ばかりでアクセサリーもそこそこいいものばかり。
新入社員でそんな服ばっかり着てるくせに、3ヶ月で奨学金も返し終えて実家の工場の機械を買い換える貯金までできるなんて…途端に現実味が薄れてなんだか興醒めしてしまいました。
どれもこだわって選んだ衣装なのはわかりますが、何でもすぐにネットで調べられる時代なのでもう少し考えてほしかったな〜なんて思っちゃいました。笑

あと、最後のケンティーと娘ちゃんのシーンですが…二人で歩く姿と空に架かる虹。
すごく可愛かったけど、なんで小芝ちゃん出てこないの⁈
まるでお空に逝ってしまったかのような意味深な描き方にも感じられたのですが…考えすぎですよね?笑
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