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いだてん~東京オリムピック噺~のmofuinkoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

放送時は3話くらいみてそのまま見なくなっていたんだけど、東京オリンピック延期したいま再放送を見ると違う見方で見られる。

色々盛り込みすぎ、キャストも豪華すぎて、クドカン特有のおふざけなど、気合入りすぎでシンプルに視聴するには「大手事務所に忖度してんのかな」と邪推するほどに豪華すぎ。
出てくる人みんな、まあまあ好きにはなれるけど、ものすごく好きになる前に退場しちゃったり。「あまちゃん」とは違って、それが視聴率の差になってしまったのかも。

女性視聴者としては、二階堂トクヨとかシマちゃんとか、人見絹枝とか、、、女性の描き方が女性アスリートが活躍するようになる始まりとしては、ちょっと雑。やっぱクドカンも製作陣も男性視点から抜け出せていない。
(最終回までみて「東洋の魔女」で女性も変わった、ってのもやっぱり雑に感じた。実際そうだったから仕方ないのかもしれないけど、マアちゃんの奥さんの内助の功みたいなのを描くのとか、やってる人たちがオジサンばっかなのとか。)

とはいえオリンピックの物語を複雑な近代史も織り込みつつ、NHK大河ドラマとして描くというウルトラミラクルな大仕事。その点では大成功と言えると思う。
当時の映像を現代のドラマにリマスターする映像技術も素晴らしい。

個人的には満洲の回がいちばんドラマとして素晴らしいと思う。
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