マサキ・スダ主演の漫画原作のドラマ（原作は未読）。
様々な事件や出来事を独自の目線で解決していくわけですが、マサキ・スダ演じる久能整の飄々としたやや浮世離れした不思議なキャラクターはなかなか魅力的で、豊富な知識は勿論世の中の様々な既存の価値観や物事に対する彼なりの意見や捉え方はどれも説得力が有り冷静且つユーモラスに丸く収める所は新鮮な痛快さが伴ったものです。
印象的なエピソードは子供を虐待する親の家をターゲットにする放火魔の正体に少し驚いた第7話。最終回は尻切れトンボ的でしたが、映画化や続編に期待したい所。微かな埃さえ照らすような、あるいは春の息吹を感じさせる温かみ有るライティングも好みでした。
ちなみに冒頭でよく流れたフーガト短調は禿頭について歌った替え歌をどうしても思い出させてくれました（笑）。
