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キン肉マン THE LOST LEGENDの蔵なもしのレビュー・感想・評価

キン肉マン THE LOST LEGEND(2021年製作のドラマ)
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今や大スターの綾野剛がプロデューサーとなり監督園子温とあの「キン肉マン」を実写映画化する⁉︎
しかし、大人気漫画であるはずのキン肉マンが、なぜこれまで実写映画化されなかったのか、それには、撮影直前に主演俳優が雲隠れしてしまう「キン消し」という噂があった。
プロデューサーであり、ロビンマスクを演じる綾野剛、ウォーズマン役に指名された眞栄田郷敦、同じくミートくん役の玉城ティナは、実写化プロジェクトを進行しつつ、キン消しの真相を追うこととなった。

ジャンプ黄金期に青春時代を過ごし(ガッツリは少しお兄さん世代)、もちろんキン肉マンも何度も全巻読み返し(中表紙が緑の頃はちょっとたるくて飛ばしたりしてました)、キン(肉マン)消し(ゴム)を買ってもらい、浮かれて外出先に持っていったら入れてた袋ごとゴッソリ忘れてなくしてしまい涙したこともありました。

映画化を題材にしたモキュメンタリーということで家事のながらで観るか。さむかったら途中でやめようと軽い気持ちで始めたものの、当時モノとか同世代はニンマリのコンテンツがうまく散りばめられていて、続けて観てしまうことに。

綾野剛の熱意に応えるゴードンが、ウォーズマンの役作りのために各地を転々とするパターンが続き、ちょっと飽きてきたなと思ってたところに、サニー千葉(RIP)がハリウッドでキン肉マンの実写化を進行するも、主演俳優がキン消しに。その主演俳優の名前がブラッド・ディカプリオ⁉︎
ちょっとふざけ過ぎだなと観るのをやめようか考えていたところに、本物のウォーズマンが登場でブチ上がりぃぃぃ!

そして、すべての伏線を回収する驚愕のラストに感動すらしてしまいました。

僕は現在連載中のキン肉マンを毎週楽しみにしているファンだと言っていいと思います。
ファンすべてが納得するものではないとは思いますが、僕はこれもひとつの実写化の形なのではと思えました。
出演の三人はチラッとしか知らなかったですが、このやり取り台本ないのかなあ、なんてシーンもあって、なんだかファンになっちゃいそう。