どよう

ひきこもり先生のどようのレビュー・感想・評価

ひきこもり先生(2021年製作のドラマ)
3.4
学校の先生とSSCと元引きこもりの非常勤特別講師のみの力で生徒の不登校とその背景の問題を解決しようとするファンタジー学園ドラマ。佐藤次郎さんの役は教員免許もないみたいなので学習指導員としての採用なのでしょうかね。あくまでもファンタジーで面白さ重視なので仕方ないのですが学校の先生に過剰な期待を抱かせる内容は学校の先生になりたい人に対しても生徒や保護者に対しても危険性を感じます。
佐藤二郎さんはおふざけせず演技しているのでこのドラマの演技にはとても引き込まれます。
どちらにしてもこのドラマを見て問題を抱える生徒と分かり合える姿を見て素直に感動できる人は幸せです。現実では一生懸命真摯に対応してもうまくいかないことの方が圧倒的多数です。
まだ始まったばかりですし、後半に向けてはファンタジー世界だけではなく、考えるきっかけとなるような問題提起があることを期待します。

最終回見終わりました。回数が少ないこともあってとんとん拍子で話が進んでいきます。
佐藤二郎さんの演技が全てです。佐藤二郎さんが出ていない部分は全て嘘くさいファンタジーで見ていられないのですが演技力とはすごいものです。

できる!できる!できる!

頼りない若手教師とそこら辺の引きこもりのおっさんとスクールカウンセラーの3人であのステップルームの一体感を作り出すことはできません。もうちょっと説得力のあるシーンが欲しかったように思います。
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