にゃん

ひきこもり先生のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ひきこもり先生(2021年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

学校側が頑なに"いじめの事実"から目を背ける事でいじめはどんどんエスカレート。いじめの始まりはほんの些細なことかもしれない。しかしそれを見て見ぬふりするからエスカレートする。大人がしっかり見てあげなくては。
被害者側の視点からいじめを観ることでその深刻さがよく分かる。

最終話、卒業式をしたいと学校へ押しかけるステップルームの生徒たち。校長を説得しやっと門を開けて貰えるのだが、コロナの影響で休校になった割に皆マスクしてないし、"あれ、コロナの始まりってこんな感じだったっけ?"って違和感を感じた。
ステップルームではない普通の学生は、休校と言われても卒業式をせずに我慢しているのに、ステップルームの子供達は我慢出来ずに学校まで押しかけちゃうあたり、やっぱりそこら辺はステップルームに通うようになってしまうメンタルの子供だなと思った。差別視しているわけではなくて、脚本に疑問を抱いたって話。
首相が出した令なんだからそれは従わないと、国民として。こういうわがままを通してしまうから結局今の感染拡大が止まらない世の中になってしまってるのでは〜…と永遠考えてしまった。

ストーリーは全体的には好きだったのに、最後の最後が残念だったなぁ。

ストーリー↓
3
元ひきこもりの陽平(佐藤二朗)が中学校の不登校クラスの先生になったことが話題になり新聞でも紹介される。まだ学校に慣れない陽平は、ひきこもり仲間の依田(玉置玲央)に叱咤(しった)激励される日々。そんな中、学校の花壇が何者かに荒らされる。それは生き物係の和斗をいじめているグループの仕業だった。陽平は和斗を守ろうと不登校クラスに誘うが和斗はかつて同じクラスだった奈々と目が合った途端、教室を飛び出してしまう。和斗は奈々のいじめを仕掛けた人物だった。"やらなければ自分が虐められる"そして奈々の家庭環境を弄って虐めたのだ。

4
同級生にいじめられて登校するのが辛くなった生徒に陽平(佐藤二朗)が言った「無理して学校に来なくていい」という言葉が波紋を呼び、学校を休む生徒が続出。いじめゼロ、不登校ゼロを方針に掲げる榊校長(高橋克典)は、教育委員会の聞き取り調査を受ける陽平に「この学校にはいじめがない」と証言するように迫る。イジメの加害者にも進学という未来がある、生徒の将来のためだと説得された陽平は、教育委員会にうそをついてしまい、それを苦に再び家にひきこもってしまう。
陽平が引きこもってしまったことを知った不登校クラスの生徒達は陽平の家へ向かう。そして窓の外から"学校に来なくてもいいよ"と呼びかける。学校に来る辛さを知っている生徒達からの愛のコールだった。陽平はそんな生徒達の思いに再び奮い立たせられ次の日出勤する。生徒達の為に。そう思いながら。

5 最終回
ひきこもっていた陽平(佐藤二朗)は、不登校クラスの生徒たちの励ましで学校に復帰する。陽平は梅谷中学校を本当のことが言える学校に変えようと奮闘するが、いじめが発覚することを恐れる榊校長(高橋克典)は陽平に圧力をかける。卒業式が近づき、不登校クラスの生徒たちは、不登校クラス独自の卒業式をやりたいと祥子(佐久間由衣)に訴える。その矢先に、コロナの影響で全国一斉休校の要請があり、校長は決断を迫られる。
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