トミタ

宮本から君へのトミタのレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2018年製作のドラマ)
5.0
「30は、男が動かなくなる理由になる」

熱い。そして不器用。宮本が青二才からどん詰まりの湿ったサラリーマンに身を投じていく人生のほんの序章。

松山ケンイチ演じる神保が出てきてからは、エレファントカシマシの『EASY GO』が流れた瞬間に涙が滲み、エンディングのMOROHAの『革命』がかかる頃には手に汗握る焦燥に駆られるほど魅了された。

内容、演者、オープニングとエンディング。その全てがガッチリとスクラムを組んで視聴者を取り囲む力強さ。

"普通"に生きる難しさを、そして"普通"を主役に押し上げる力がこのドラマにはあった。
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