もう25年ぐらい前か、原作を漫画喫茶で初めて読んだ時の衝撃。
古本屋を巡って探し全巻購入。
新井英樹先生の漫画は上っ面の綺麗事ではなく刺さるんだよね。
人間の嫌な部分もストレートに描写するし。
よって好きになる読者はそこまで多くないんじゃないかな。
地上波を全て録画してあったけど。
好きだからこそ怖くて見れなかった。
映画の高評価が聞こえてきても、まだ見れずで。
けど、Netflixで近々映画版が見れるようになるみたい…と。
なら、と見てみれば。
まさに宮本がそこに!!
数日で見終わる。
監督、脚本の真利子哲也 氏の原作愛がひしひしと感じられ。
池松壮亮さん、柄本時生さん、 星田英利さん、 高橋和也さん、 蒼井優さん、 松山ケンイチさん、他役者陣の安定感と安心感。
宮本になっている池松壮亮さんに脱帽。
様々な事が上手くいかず、こじらして、人を巻き込みながら
もがく宮本に心が震え、涙してしまう。
(寅さんと同じで知り合いにこんなヤツがいたら、超迷惑だと思うけど)
エレカシの主題歌、
エンディングの曲も良し。
また新井先生の題字もいいんだ、これが。
宮本の父親を演じる新井先生もなかなかの演技で。
次は映画だな。