Pinkman

彼女はキレイだったのPinkmanのネタバレレビュー・内容・結末

彼女はキレイだった(2015年製作のドラマ)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

誰にとっても初恋は特別なもの。
だからこそ初恋の人は忘れられない。

ソンジュンとヘジンを隔てる一枚の大きなガラス。ソンジュンの気持ち次第で透明なガラスが不透明なガラスに切り替わる。目が曇ってるうちは見えるものも見えない。外見の美しさは誰でも気づくことができる。でも人の心の美しさは目に見えない分、多くの人が気が付かずに見落としてしまっている。

隠れてる人を見つけることは難しい。過去の記憶をヒントにパズルをひとつひとつ埋めていく。そうしてやっと見つけた。ずっと探していた最後のピースは思っていたよりすぐ近くにあった。

人生は脇役になる日もあれば、主役になれる日もある。ソンジュンが恋をしたのはお姫様に変身する前のキム・ヘジンだった。選んだ人は思っていた通りの人だった。今でも彼女はキレイだった。

ありふれた日常の中に美しい絵画のような瞬間が隠れている。幸せを絵に描いたような二人の姿は見た人の心まで幸せにする。落ち葉が降る日や雨が降る日だって“彼女”と一緒なら笑顔になれる。めでたしめでたし。


「自分を脇役にしてたのは自分自身なんじゃないか」というヘジンの視点は盲点だった。日常の小さな幸せや大切な人の存在に気づける人は幸せな人だと思う。ソンジュンが雨に気づかなかったシーンが好きだった。

人は人生で三回主役になれると言われている。一回目は生まれたときで二回目は結婚式、三回目はお葬式。でも自分の記憶に残るのは結婚式だけだから、結婚式は新郎新婦にとって一生に一度の特別な記念日となる。

そばかすと癖毛姿のヘジンはジブリに出てくる女の子みたいだった。その後のヘジンの変貌ぶりには驚かされたし、想像以上の美しさだった。ファッションモデルのような磨き上げられたパーフェクトボディのハリやソンジュン&シニョクもカッコ良かった。最後パク・ソジュンが全然パパに見えなくて叔父と姪みたいだったwソンジュンの笑った顔がかわいくて好きだった。
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