オレオレ

ゴッドレス 神の消えた町 シーズン1のオレオレのレビュー・感想・評価

4.0
「ダウントンアビー」の長女Lady Maryがイメチェン計ろうとして西部劇に出たんでしょ、と思って数年ほったらかしていた。ごめんよ〜ミシェル(アリス役)!

異人種間結婚をしたもののネイティブ・アメリカンの旦那に先立たれ、義母と一人息子との3人で街ハズレに暮らす未亡人。そこにイケメンのアウトローが現れて…

どんだけベタやねん!と思わせる設定なんだけど、この二人の恋愛はほとんど描かれず、銀鉱山の崩落事故で街のほとんどの男を失ってしまった女性だけの街と、例のアウトローを追いかけるボスの話が中心。
目の悪い保安官とその小僧見習い、オトコマエな妹、タダの悪党ではないボスなど、各キャラが素晴らしい。そしてそれらと同じくらい、いや凌駕するほど息を飲むのが馬や開拓時代西部の美しさ。
アウトローが馬をならしていくシーンや最終話最後の遠乗りシーンなど、アウトドアに興味のない私でも「馬乗りた〜い!」ってなった。

実際、世帯主無くした家があの時代、唯一の産業であった鉱山が閉鎖された街でどうやって生きてたのか(オトコいないから売春宿も閉鎖だぜ?)、とか気になるところはあるけど、やー、ホントごめん。もっと早く見ておくべきでした、という佳作でした。