Kenzo

シー・ハルク:ザ・アトーニーのKenzoのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

MCUで初の「第四の壁」を突破するヒーロー、シー・ハルクことジェニファー・ウォルターズを主人公とした法廷コメディ。デッドプールのMCU合流が大々的にクローズアップされる中、デッドプールよりも先に、シー・ハルクが視聴者に話かけてくる展開は痛快。最終話に至っては、ついにMCU本体やケビン・ファイギまでがネタに。ラストの展開を変えさせたり、X-MEN登場について聞いたりとやりたい放題(笑)
シリーズ通して、本作ではハルク、ウォン、アボミネーションといったMCUのキャラが登場。さらにはNetflix版のデアデビルが、MCUに本格参戦。『スパイダーマンNWH』に先行で登場していたマット・マードックはラスト2話でガッツリジェンに絡んでくれた。今後の彼の単独作も期待出来る。
本作は、マーベルのヒーローをネタにしたり今後のMCUの展開を示唆する情報が散りばめられていて、MCUドラマとして申し分なかったし法廷ドラマとしても楽しめた。
ジェンは常にヒーローであること、弁護士であることの両立に葛藤していた。またMCUのこの時代においても女性蔑視の風潮が強く、ジェンはヒーローや弁護士として闘うだけでなく、そういった風潮とも闘っていたのだ。
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