Tatsu

原潜ヴィジル 水面下の陰謀のTatsuのレビュー・感想・評価

原潜ヴィジル 水面下の陰謀(2021年製作のドラマ)
4.1
トラウマを抱えた主人公が「浮上」する物語。いかにも男性的な骨太サスペンスに、元パートナー同士の女性を主人公に据えること。さらに、中心的テーマにメンタルヘルスがあること。昨年の『メア・オブ・イーストタウン』と同じように、本作の主人公もあるトラウマを抱え、事件を追うにつれて、その内面の問題とも向き合わなければいけなくなってくる。シンプルに潜水艦内と陸地で進んでいくミステリーとポリティカルサスペンスの要素が濃厚で、主人公2人のドラマも引けを取らない密度。主演を演じたサランヌ・ジョーンズとローズ・レスリーが素晴らしく、脇役も所々ニヤリとする配役もあり。去年見逃したドラマの落穂拾いを少しずつしてるけど、中でもこれは去年のうちに見ておきたかった。
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