益田ミリの世界を実写でやる意味とは。
『すーちゃん』(今はなき高部あい出演)もそうだったけど普通の人にもそれぞれ違う人生があり、それぞれの毎日を生きている。
それぞれに物語があってそれを｢漫画｣というエンターテインメントにして見せるのが他の漫画とは違う益田ミリ先生だと思うんだけど実写化のさいにはやっぱりキャラクターがもれなく美男美女になるのでその辺の換骨奪胎具合がしょうがないっちゃーしょうがない。
姉弟が住んでるのが古民家カフェ？かと思うくらいオシャレな家だったり、姉ちゃん(黒木華)のファッションがこれまたオッシャレーだったり力入れるとこそこ？と思うんだけどしょうがない。
弟(杉野遥亮)が職場で思いを寄せる美人同僚とのくだり、自分から見たら身勝手で一方的に被害者みたいな気持ち、なのも相手からしたら相手にも自分の人生があり間違いなくその主人公は自分でありお前なんか脇役の脇役に過ぎないんだって現実を見せられるのは益田ミリの世界を忠実に実写で再現出来ててよかった。
『スナック･キヅツキ』も実写化が決まっていてそっちは少しファンタジーが入ってる内容なので実写化向きかも。
