maro

婚姻届に判を捺しただけですがのmaroのレビュー・感想・評価

3.0
2021年秋ドラマで面白かった順位:9/9
   ストーリー:★★☆☆☆
  キャラクター:★★☆☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆

個人的には、今期一番ハマれなかったドラマ(笑)
もうね、百瀬(坂口健太郎)にまったく共感できなかった。
彼はずっと美晴(倉科カナ)のことが好きで。
でも、美晴は百瀬の兄(前野朋哉)と結婚しちゃって。
それでもあきらめきれなくて。
だから、彼女を安心させるために、結婚すると。

???

その違和感や気持ち悪さが、10話ずっと続いていたので、これはかなり観るのが大変だった。

そうは言っても、最初の方はね、明葉(清野菜名との同居生活において、価値観やライフスタイルの違いから生まれる衝突に「あるある」と笑っていられたんだけど。
恋模様は針の穴ほども感情移入できないまま。
百瀬の気持ちは次第に明葉に傾いていき。
明葉も明葉で、ただお金を貸してくれただけの百瀬に気持ちが傾いていき。
「ただの単純接触効果かよ」って。

100歩譲って、百瀬→明葉はわかる。
明葉は百瀬の人間性を受け入れていたから。
明葉→百瀬はちょっとわからないな(笑)
あんな神経質そうな人、いっしょにいるだけで疲れるんじゃないか(笑)
まあ、途中からその神経質な部分は消えてたけど。

明葉もなー、お金のためだけに籍を入れるような人だったのに、最終回で百瀬がガチで結婚を迫ったら、やんや言ってくるし、なんだよって(笑)

牧原(高杉真宙)も、恋のライバルとして全然目立ってなかったのがもったいない。
そもそも、明葉は彼にピクリとも心が動いていない時点で、どんなポジションだったんだろう。
もっと百瀬を窮地に立たせるぐらいのキャラとしての強さがあってもよかったかなあ。

最終回では、いきなり真面目に「夫婦とは?」みたいな問いかけがきて、まあ始まりが偽装結婚だからこその疑問ってのはあるのかもしれないけど、、、全然ピンと来ない(笑)
前提として、結婚とか(形はいろいろあれど)夫婦とか、そういうのが幸せのゴールみたいになってるのは、人によって違和感を覚えるんじゃないかって感じたり。

偽装結婚というか契約結婚っていうのは、やっぱり『逃げ恥』という強いコンテンツが立ちはだかるねー。
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