尻上がりに面白くなるミステリーサスペンス。“最愛”というタイトルはメインの登場人物がそれぞれ大切な人に向けた感情として最適。最終的にはこのクールの地上波ドラマではNo.1だったと言いたい。
そして今ドラマを観て、松下洸平への俳優としての信頼感が爆上がりした。
▼Twitterに投稿した各話短評
◆ 第1話
吉高由里子&松下洸平。第1話は2人の高校時代がメイン。
さすがに吉高女子高生には見えないけど、松下はなんか高校生にも見えなくもない(大学生だな)。
純愛ものだと思ってたら思いっきりサスペンス。
気になる演出はあるが今後は楽しみ。だって奥野瑛太出てるから。
◆ 第2話
昔好きだったあの人は経営者になり他人のふりをした。
死体遺棄事件の真相は？怨恨？誰がやった？
回想を挟みながら徐々に解き明かされる15年前の失踪事件。そして死体遺棄事件との関連性。
経営者真田梨央と刑事宮崎大輝。
2人は当時の仲に戻ることはできるのか。
◆ 第3話
社長と刑事の肩書を忘れて話し合う。そんなことができるだろうか。
戦略と思考がミスマッチしながら葛藤する。
梨央は生き別れの弟を心配。
家族、姉弟としての縁を切ると言われた姉。
事件の被害者に会っていたのはもしや…。
そして梨央の会社にも危険が忍び寄る。
◆ 第4話
社内では社長吉高と元社長候補ミッチーが対立。家族内では兄奥野瑛太が妹吉高を敵視。
警察からは容疑者として取り調べされる吉高。
並の精神力ではこの状況には耐えられない。
一時の清涼剤は井浦新の存在。吉高を優しく温かく見守る。
そして今回は弟登場。忙しい。
◆ 第5話
“父の告白”
弟の罪を隠蔽し姉として救おうとする最中、警察の捜査で真実は明らかになっていく。
そして友人への聴き込みで非情な刑事に成り下がりつつある大輝。梨央への想いから捜査に私情が絡むのを止められない。
そこで出てきた新証拠。事件の行方はどうなる？
◆ 第6話
井浦新大活躍回。男子トイレまで刑事を追いかけ回す執念と吉高由里子を大切に想う気持ち。
へっぽこ刑事な佐久間由衣や謎深きジャーナリスト田中みな実などキャスティングも面白い。
しかし奥野瑛太が足りない！今回は1シーンのみ！
次回田中みな実の謎が解ける⁉︎
◆ 第7話
弟・優は不起訴となり事件は振り出しに。渡辺息子の殺害が優の仕業なのは明確だが渡辺父は誰の仕業か？
田中みな実演じる橘しおりの正体も遂に明らかに。しかし、その直後またもやドラマは急展開を迎える。
松下洸平が佐久間由衣演じる桑田に桑子と呼ぶのが何かいい。
◆ 第8話
記者の橘栞が転落死。自殺？それとも他殺？そこで怪しい動きをする後藤専務。
真田ウェルネスや母にも隠し事が…梨央は宮崎と過去に近い関係性に戻りつつあるが、身近な親類すら信じられなくなってくる。
そして、新情報によりずっと味方だった加瀬すらも怪しく見え…
◆ 第9話
真田ウェルネスの不正疑惑が暴かれ、隠蔽するか、それとも真実として世間に謝罪するか、企業姿勢が問われる。
疑われるは若き経営者真田梨央。彼女は宮崎と旧知の仲を修復していき、弟のための治験を進めるが…母でありホールディングス社長梓が決死の覚悟を決める。
◆ 第10話
一つの証拠品から事件の真相が数珠繋ぎ的に解明していく模様は最終回として至高のカタルシス。真田梨央、宮崎大輝、加瀬賢一郎、朝宮優、真田梓、朝宮達雄…あらゆる登場人物の“最愛”の想いが溢れ出る。
ミステリーとしてヒューマンドラマとして最高のドラマだった。
