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スナック キズツキのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

スナック キズツキ(2021年製作のドラマ)
4.3
原作は、女性を中心に幅広い支持を得ており、最近では『僕の姉ちゃん』のドラマ化でも話題になった漫画家・益田ミリによる同名コミック。
家庭のこと、職場のこと、恋人とのこと…誰もが傷を抱えている。
そんな傷ついた人がたどり着くちょっと変わったお店、それが“スナック キズツキ”。客を出迎えるのは、これまたちょっと変わった店主のトウコ(原田知世)。
この“アルコールを置いていないスナック”で、温かい飲み物と、美味しい料理、そして歌ったり…日々ため込んでしまいがちなちょっとした「キズ」をスナックのママ・トウコと一緒に発散!
このドラマを見れば、あなたも『スナック キズツキ』を訪れたくなること間違いなし。

恋人との関係、仕事場での人間関係、子供との関係、老いを迎えての侘しさなど、人から見たら大したことないけど、心が擦り切れ傷ついている時、スナック・キズツキに立ち寄って、オニオンスープグラタンなどの温かい食べ物や美味しい飲み物で心潤し、自分のモヤモヤした気持ちを即興の歌や朗読や漫才で表現することで、また明日に向かって歩いていける。
そんなひと時を、成海璃子さんや平岩紙さんや西田尚美さんなどの演技派俳優が演じるお客さんと原田知世さん演じるトウコさんの2人芝居で描かれていて、自分の心の叫びを込めた即興の歌や朗読が「わかるわかる」って共感できるリアル感あるので、見ていて毎回癒された。
後半のエピソードでは、トウコさんの過去も描かれていて、トウコさんにお客さんが癒されてお客さんの話でトウコさんも元気をもらう心の交流が心地良いハートウォーミングなドラマだった。
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