やることなす事全てが裏目に出て、これまで不運な事にまみれた人生を送ってきた福良幸。ある日、たまたま入った喫茶店で自分と同じように不運続きの人生を送っている樹と香と出会う。そこに居合わせた占いに精通する弁護士の指宿から、自分達の不運を言い当てられた三人は、ひょんな事から行動を共にするようになる。そんな中、幸の務めるくじ売り場が燃えてしまい……。
読売テレビのドラマ。ナレーションを芸人のバカリズム、主演を子役出身の福原遥が務めた。毎話ごとに違った不運に襲われながらも、めげずに立ち向かい、明るく人生を生きる三人のヒロインの姿には思わず元気づけられた。話の構成もしっかりと練られており、ラストの大凶日に向けてちょっとした伏線が張られていたのも面白い。ただ、あれだけ煽っていた大凶日のインパクトがイマイチ弱く感じてしまった。大凶というくらいだから、不運がもっと悲惨なくらい立て続けに起こった方がラストで好転した三人の未来が相対的に映って良かったように思う。
幸せとは近くに案外あるもの。幸運も不運も全ては気の持ちようでどちらにも転がる。分かりやすいメッセージが込められたドラマだった。人の不幸は蜜の味とばかりに笑ってしまていたが、自分の身に同じ事が起こったとすれば、あそこまで明るくはいられないだろう笑
