残像

阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らしの残像のレビュー・感想・評価

2.9
テレ東を筆頭に、こういうある意味エッセイ風というか、日常系のドラマがここ数年増えてると感じる。まあ今作に関してはエッセイが原作なのでエッセイ風になるのは至極真っ当なのだけれど。日常系のドラマで重要なのは非日常であり、それは今作においては「夢」や「死」という題材で語られる。なのでその「夢」の演出はけっこう肝となるはずなのだけど、そこが少しイマイチで残念。

でも木村多江の江里子さんは声がそっくりだし、安藤玉恵の美穂さんも憎たらしくも愛嬌たっぷりで悪くなかった。そして阿佐ヶ谷に10年住んだ経験のある自分にとっては、どこもかしこも見たことのある風景で楽しかった。cero高城氏の劇伴は、これからに期待と言ったところ。
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