このレビューはネタバレを含みます
イッキ見。
導入部や主人公がいい奴なのはまんまカイジ。
しかし日本作のあれやこれに似てると言われるが、細かな点でもっと厚みのある作りなのだ。
セビョク(脱北の女性)が弟の前では北朝鮮アクセントだったり、脱落者の臓器摘出は韓国の無免許手術問題を風刺していたりと、ちょっと韓国通でないと気付かない演出が散りばめられている(他にももっとあるのでしょう)
セットや衣装の色彩に韓国のセンスの良さが溢れていて、見せ方がうまいなーと思う。
視覚的に好みだったので点数高めで。
監視システムはハイテクそうなのに、外に出ると一変、だるまさんがころんだの女の子ロボのレトロ感と気味悪さ、北朝鮮っぽさを感じるのは意図的だったりして。
血はいっぱい出るけど、目を覆うようなグロさではないので大丈夫。
死に方も基本は銃なのであっさり。
ゲームの内容が簡単すぎるのは、誰もがいやおじいちゃんが子供の頃の思い出をなぞりたかったというところに意味があるのでは?
子供の頃は無邪気に楽しんだ遊び→クズな大人になった今命懸けのデスゲーム、的な対比。
頭脳戦じゃないからこそ際立つ欲深さ。
賞金の使い方も気持ち良い。
セカンドシーズンはただまたゲームに乗り込むのではなく、違う視点での物語を期待。