なっこ

となりのチカラのなっこのネタバレレビュー・内容・結末

となりのチカラ(2022年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

カフェのマスターの猫はナツメ(=夏目漱石⁉︎)
年度末のバタバタで8話目をスキップしてしまった。この時期、残り2話くらいは無期限配信にして欲しいものだ。

※以下各話感想

#6
すごく怖い回だった、今までで一番ドキドキした

お隣の問題は一回目からここまで解決までに長く時間のかかる問題だった。それでも他の問題とは違ってこれで解決と言えないところに着地した。とは言っても、より難しい問題なのでこのぐらい中途半端な解決でちょっとホッとしてる。実際に起こっているDVはもっと深刻で厄介で介入出来たとしても、あんな風に物分かりの良い夫であるはずがない。こちらの理屈なんてまるで通らないし、妻の方があんな風にはっきりと拒絶の姿勢を見せても全く怯まないだろう。分かり合えないからこそ、逃げる必要がある、予告も前兆もなしに。この隣の母娘の問題が次回のあかりちゃんのお悩みにどうつながっていくのか、興味津々。

#3
日本の男代表として、みんながちゃんと考えたなら、彼女にもっとマシな未来を歩ませてあげられただろうか。
チカラくんの最大の財産は、間違いなく灯ちゃんという素敵な伴侶が居てくれることだと思う。結局のところ、灯ちゃんが言うように働いて子育てしてる年代に全く優しくない社会がそもそも問題であってそこにさらに立場の弱い外国人労働者が入ってくるとさもありなん。それ以上の待遇なんてありやしない。物語は好転したけどこれはちゃんと問題提起として受け止めておきたいところ。
個人的にはこういう時に柴田さんのような日本の悪い男代表としてきっちりやな役をこなしてくれる渡辺大さんが好きです。

#2
洗濯物たたたんでる後ろで娘の愛理ちゃん『モモ』読んでたね。
ヤングケアラー問題では中腰ヒーローがちゃんと活躍しててスッキリした。
日中家に居る人に頼れるってほんと安心すると思う、娘ちゃんの作文の通り、こういうお節介ヒーローがたくさん居てくれたら世の中きっともっとよくなるはず。

#1
半分以上過ぎてからリアルタイムで視聴。主人公の心の声が本人じゃないから、内面にまで入り込める語り手は誰だろう、とまず思った。ラストで明かされるけれど。
主人公のチカラは物書き。そうか、もしもこの令和の時代に文豪漱石が生きていたとしたら、この日常を、家族を、人間関係を、どんな風に描くだろうか、ちょっとそんな風に見えてきた。
とりあえず、時間が出来たら見逃した前半を見ようかな。
なっこ

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