みーちゃん

マイネーム: 偽りと復讐のみーちゃんのレビュー・感想・評価

マイネーム: 偽りと復讐(2021年製作のドラマ)
2.9
突っ込みどころ満載だし、全八話に収めるためなのか無理矢理だなーと感じるところもあるけれど、それを上回るおもしろさがあり、娘に誘われて一気に観てしまった。

途中までは、よくあるストーリー展開だし、演出もベタだし、主演のハン・ソヒがお人形みたいで、表情が豊かとは言えない(私の中の勝手なイメージです)から、いつでも離脱できる体勢で見てた。

それが止められなくなったのは、アクションシーンの迫力。特に素手の格闘シーンの本気度。普通なら絶対に勝てるはずがない、フィジカル差を前提としたファイティング・メソッドを、ボコボコになりながら体得し、自分の存在を確立していく、というのがおもしろかった。

彼女の幼少期に既にその基盤が作られていたことを一話目のオープニングクレジットでさり気なく示唆するのも自然な流れで好感が持てる。ストーリーより、シンプルにファイティングシーンが見どころだと思う。