このレビューはネタバレを含みます
お世話になってる美容師さんに勧められて観たけれど全然合わなかった。
しょうもな……。
役者を目指した松戸が、色んな人に出会い、運もあって俳優になっていく物語。
元は俳優の松尾諭氏のエッセイだが、どこまで実話なのか。
惚れっぽくて、浮気症で、いろいろと情けない松戸。
バイト先で出会った比嘉結と付き合い、やがて結婚するんだけれど、そこまでのゴタゴタが酷かったし、それを「こんな俺だけど許して」調にえがくのが心底許せなかった。
なんだこれ。男のしょうもないエゴを押しつけてんじゃないよ。
だからこそ、俳優陣が無茶苦茶に豪華なことが腹が立って仕方がない。
ただ、最終回は泣いた。
亡くなった兄の幼い日の幻影を追いかけて「待って」「待ってよ、お兄ちゃん」と追いかける松戸に胸が潰れるような気持ちになった。
兄は、松戸にとってはいつだって背中しか見せず先に行ってしまう人だったから。
まさか、こんなに早く逝ってしまうなんて。
この最終話までの寄り道があまりにも観ていて辛かったのでこの点数。
