義務教育で見せるべきドラマ。
「恋愛しない人なんていない」「結婚して子供つくってやっと1人前」というような考えの人、ドラマ内で誇張してるように見えるけど実際にたくさんいるんだと思う。
それどころか私自身も、男女2人が仲良くおしゃべりしていたら自然と恋人同士だと思い込んでしまったりする。
高橋さんの「納得も理解もしなくていい。なんでこういう時って、こういう人間もいるんだ、で終わらないんだろう」って言葉は本当にその通りで。他人との「ちょうど良い距離感」みたいなものをうまく作れる人に私はなりたいと思った。
岸井ゆきのちゃんと高橋一生さんの演技が心の芯にずしんと響く感じ。
特に咲子ちゃんが家族とぶつかるシーンは本当に胸が苦しくなった。
でもきっと咲子のお母さんとかも、1ミリも娘を傷つけているなんて気がついていなくて、悪気がないんだろう。
単純に、そういう人もいるってことを知る機会もなくここまで歳をとってしまったら、そりゃ簡単に理解はできないし否定したくなるんだろうな。
多様な性のかたちが知られ始めている中で、このドラマに出会えて良かった。