突如現れた超自然的な存在が
「地獄行き」の宣告をし、
指定された時間にゴリラもどきが現れ、
その人物を地獄に連れて行くやつ。
出来が良く、面白かったし、
アホらしい話なのにシリアスだった。
この現象を神の裁きとする新興宗教が発足、
人々の恐怖と混乱を利用して影響力を拡大、
盲信的な「ヤジリ」なる信者達が暴走し、
社会は大混乱に陥る。
ファンタジーだけど、
あり得ると感じた。
ウェブ漫画「Hellbound」を基にしており、
監督のヨン・サンホは以前から
「人間の信念や社会が崩れるときの姿」
を描きたかったそう。
制作過程では、超自然的なテーマにもかかわらず
「人間の恐怖や信仰がどう変わるか」
を描くことにこだわり、
俳優たちにも極力自然な演技を求め、
VFXチームは怪物のデザインに特に力を入れ、
恐怖を引き立てるためにリアルな質感を追求したとのこと。