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妻、小学生になる。のmakoのレビュー・感想・評価

妻、小学生になる。(2022年製作のドラマ)
4.4
◆ドラマです。

いいドラマでした✨
コメディかと思って1話の途中で観るのをやめて録画を削除したら、神木くんがチラッと出てる、神木くんが貴恵の弟役ということを知り慌ててTVerで見直しました😅
確かに、チラッと写ってて、ここまで観れば神木くんだと気づいたのに。
それから毎週観てました。

圭介は妻を10年前に事故で亡くし、一人娘の麻衣とゾンビのように生きてきた。
それだけ貴恵の事を愛していたし、貴恵が圭介の支柱となっていたということだと思う。
言い方を変えれば依存ともいえる。
娘がいるんだから娘を支えなければいけないのに。
麻衣が可哀想だった。

そんなある日、万理華という小学生の子が貴恵の生まれ変わりと称して圭介に会いに来た。

ただの生まれ変わりではないし、圭介家族だけの話で終わらず、万理華の母、貴恵の弟、ある人物などの話も加わり、どう展開していくのか興味深く観ていました。

万理華の母役を吉田羊さんが演じてて、この母親が登場してから雰囲気がガラッと変わっていった。
吉田さんの存在感が半端なかった。一気にピリッとした空気になり怖かった。

いろんな人が貴恵と交わることにより好転していく(救われていった)。
身内が亡くなるのは悲しい。落ち込んでしまうのも無理はない。
でもそれに囚われて生きる気力がなくなり、前に進めなくなるなんて故人が知ったらどうなんだろう。
誰でも死ぬのだから、今を精一杯楽しんで生きよう♪
そんな風に思えるドラマでした。

万理華役の毎田暖乃ちゃん、演技が上手い!貴恵が身体に入ってる役と万理華役を演じなければいけない難役をこなしてました。
寺カフェのマスター役を柳家喬太郎さん。とぼけた感じだけど、なんでもお見通しで、味のあるキャラクターでした。

主題歌は優河さんの「灯火」。
素敵な歌でした✨
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