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赤い袖先(原題)のeverydaykeeekのレビュー・感想・評価

赤い袖先(原題)(2021年製作のドラマ)
4.8

王として生きる責任の中で一途に1人の女性を愛したイ・サンと、宮女として王様に仕えながらも慕い、最後まで自分の意思を大切にしたソン・ドギム。
宮女仲間との別れのシーンで自由な自分とも手を振って決別するシーンは泣けた。
ただドギムの中で自由な自分より確かにサンを愛した瞬間があったはず。だからこそサンを選んだのだ。だから頑なに最後まで王に愛を伝えなかったのは理解に苦しんだ。
結局幸せな時は短く、サンも王としての役目を終えた時がようやく2人の愛が永遠になった時なんてあまりにも切なすぎるラブストーリーだった。
王妃の「王宮は華やかな監獄よ」は名言。

それでもあの時代に王様に愛され王様を愛し自立した女性として生きた宮女に焦点をあてたドラマは新しいなと思ったし
何より美しい映像、衣装、キャスト、特にイジュノの演技が本当に素晴らしい作品でした。
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