EDDIE

ファイトソングのEDDIEのレビュー・感想・評価

ファイトソング(2022年製作のドラマ)
3.6
恋に仕事に空手に邁進するヒロインを清原果耶が好演。民放でやり尽くされたラブコメを現代の価値観にアップデートしてお届け。間宮祥太朗や菊池風磨、藤原さくらなど主要キャストのほか、稲森いずみや戸次重幸といったベテランまでキャストはとても魅力的だった。菊池風磨演じる慎吾がいいんだ。

▼Twitterに投稿した各話短評

◆ 第1話
「右足出して左足出せば前に進めんじゃね?」
随所に挟まれる台詞が心地良い。夢を持ち邁進してきた2人の主人公。大きな壁にぶつかり立ち止まっている最中出会う奇跡の瞬間。第1話から感涙。大丈夫?これがピークじゃないよね。この先どうなるのだろう。

◆ 第2話
幾多の困難にも泣かなかった花枝。大好きなメロディを本人が奏でることで溢れ出た涙は新たな一歩となる。
彼女自身が直面する困難と芦田の課題。2人はお互いを補い合うパートナーとなれるのか。期限付きの恋人同士となった2人の今後から目が離せない。

◆ 第3話
期間限定の恋人同士。春樹は新曲のため、花枝は思い出のため。恋愛経験ゼロ同士の初々しいデートは微笑ましい。初デートの後は反省会で“恋とは”を語り合う。2人が本当に惹かれあい…花枝の事情を考えると今後の展開はどんどん辛いものになるのではないか。

◆ 第4話
花枝とムササビ。期限付きで始まった恋もお互いの心が動き、本当の恋になっていく…かに思えたが。新曲を作るのに後がない芦田は花枝と距離を置いた。煮え切らない2人の関係。花枝の久しぶりの空手の実戦が歯車を大きく前進させる。はてさて次はどうなる?

◆ 第5話
花枝と春樹の期間限定の恋の取り組み。芦田の新曲が採用されなかったことで終わったかに思えた。しかし心が動いた彼は“会いたい”気持ちが高まってしまう。花枝を想う慎吾は想定外の行動をとる…にしても屋上の演奏シーンはとても楽しかった。

◆ 第6話
気持ちが動きキャンプ場まで思いを告げに行く春樹。2人の取組みは継続に。そして最初で最後の遊園地デート。いやぁ春樹の想像力は立派だよ。俺だったらなんでデート来て1人でジェットコースター乗らなきゃなんだよで終わるもん。そして花枝は手術が迫り…。

◆ 第7話
大切な施設の家族たちに手術のことを打ち明けた花枝。みんなに心配かけまいと黙っていたが、少し胸のつっかえが取れたような表情も見れた。それにしてもみんなで鍋囲むっていいな。あのワカメ鍋食べてみたい。一発屋さん企画のラジオ番組失礼極まりない。

◆ 第8話
2人の取り組みの期限が迫る。しかも花枝は手術の2日前には入院する必要があると発覚。もちろん春樹は知らない。想いが強くなればなるほど別れは辛くなる。全く別れる雰囲気のない仲良しな2人は互いの嫌なところを言い合い険悪に。このままでいいのか春樹。

◆ 第9話
花枝は遂に手術を敢行。それから2年…春樹とは元カレ元カノとなり、お互いに顔を合わすことはなかった。そして慎吾は花枝に本気の告白。2人の関係はこのまま変わらない。にしても慎吾、お前の恋は切ないぜ。どうしてそんなに優しいの。ラストはこうなるか!

◆ 第10話(最終話)
2人の間には大きな溝ができ、春樹は花枝への想いが募るばかり。再会を果たし耳の聴こえない花枝に誠心誠意向き合う春樹。大衆に受け入れられた大ヒット曲はある瞬間花枝のためだけの応援歌に。慎吾や凛の関係含め素敵なラブストーリーだった。
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