Ash国立ホラー大学院卒論執筆

SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜のAsh国立ホラー大学院卒論執筆のレビュー・感想・評価

4.2
【最強の超能力をどう使うか】

SPEC(超能力)を発現してしまう人がごった返す世界観がベースのSFサスペンス。

ほぼ時間的制限のない時間停止能力や完全な未来予知、サイコキネシス(念動力)、読心能力、記憶の描き換えなどあまりにも強過ぎて非現実的な能力ばかり。超能力モノの海外ドラマの場合(ストレンジャーシングス、レギオンなど)、マックスで強いのはかなり制限されたサイコキネシス程度。ジョジョでも時間停止能力は2秒までという厳しい制限付き。

公安の特殊課が超能力者による事件を追うストーリーを軸に、覇権争いの為その超能力者達を狙った巨大組織や国家権力による陰謀を描く。超能力者の悩みや主人公達の過去などが掘り下げられ、考えさせられるヒューマン要素もある。あくまでSFヒーロー系である『ストレンジャーシングス』や『レギオン』とはかなり違った印象。

陰謀論的なサスペンスが好きなので個人的には結構ハマる。他には当麻が最強のスペックホルダーに頭脳戦で勝っていく所が面白ポイントかな。NARUTO的な「どんな術にもリスクがある」ってやつ。