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SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜のjojigamoのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

『いただきました』

通常人間の脳は10%しか使われておらず、残り90%は謎に満ちている。それが発起することで超人的能力、SPECが宿る。

前編は1話ごとにコメディー要素を織り交ぜながら、通称未詳に配属された戸田恵梨香演じる当麻と加瀬亮演じる瀬文が事件を解決していく。ただ、後編になるにつれてミステリアス要素を帯びていき、前編の伏線を回収しながら、最終的に黒幕との戦いが描かれる。
あったらいいなという能力が描かれたり、本来なら不可能なアリバイをSPECによって解消していたりと、新たな刑事ドラマが描かれている。また、随所に小ネタが描かれていたり99.9の先駆けともいえる。

当麻と瀬文の掛け合い、野々村係長の存在、その他諸々とにかく面白い。BGM、主題歌どの要素もいいスパイスになっている。主役2人がかっこよく、ダサく、親しみやすいのはなかなかない。見れば見るほど好きになる。
こんなふざけていて、設定もかなりめちゃくちゃであるのに、「人の道は外れてはいけない」「記憶は頭ではなく心に残っている」など、かなり昭和臭漂う暑苦しくも胸熱な台詞やテーマだからより好きになる。

ONとOFF、緊張と緩和、あらゆる要素を用いて最終回最後の最後に本作の意義、意見を述べる。おそらく散りばめた要素全てがキャッチーだからこそ飽きずに成り立つのだろう。クリエイティブに関わる者としてとても勉強になりました。

めちゃくちゃ謎残したまま終わるんだけど、最終的に絶対に映画化しねーからなとか思ってもないこと言わせちゃうあたりも好き。