資源の枯渇が深刻化し、水が貴重となった近未来の地球。人類存続の手掛かりを探すため、かつて研究基地があった月へと派遣された部隊が目にした真実とは？
近未来や月が舞台のSFであり、未知との遭遇であり、謎が謎を呼ぶサスペンスであり、人間ドラマでもあり…予想を超えるストーリーで面白かった！
各話の長さも、全8話っていうのも丁度よくて一気見しちゃいました。
誰が何を知ってるのか、何が待ち受けているのかよく分からず、みんなが怪しく見えてきて始終ドキドキした。
説明セリフがあまりないけど、途中で挟まれる回想も含めてストーリーを追うごとに段々と真実が明かされていって、伏線も全部回収されてスッキリまとまってたと思う。
ラストが少しフワッとしてるけど、観た人が想像できる余韻があって私は好きでした。続編もありそうな雰囲気だったけど、どうだろ？
映画「クラウド・アトラス」がめちゃくちゃ好きだから、ペ・ドゥナ主演と知って興味湧いた。感情が見えないキャラクターが合う不思議な魅力のある女優さん。
コン・ユは良い人そうな顔して悪役の時もあるから惑わされる（笑）けどリーダーが似合うね。
宇宙(SF)がテーマの韓国ドラマって初めて観たけど、思ってた以上に楽しめました！
以下ネタバレ含む
水が等級によって使える量が決められている配給制だなんて恐ろしすぎる。でも現実問題、使える資源はどんどん減ってるし、テクノロジーを駆使して何とか生き残ろうとする作中の人間にもリアリティがあって、あながち全くのフィクションじゃないのかも…と思わせられた。
でも「環境問題を考えよう」っていうありがちなメッセージ性を全面に押し出さない作風で、個人的にはそれが良かった。
生き物の体内で水が増えるなんてよく考えたな…マーライオンの如くこれでもか！ってくらい水吐き出すのが韓国っぽい（笑）
あのルナが適応したのはたぶん、遺伝子操作で魚の遺伝子か細胞を組み込まれたからかな？エラ呼吸っぽかったし。演じた女の子のオーラが凄くてびっくり。
クローン人間とか遺伝子操作とか、首の後ろの識別番号とか、米ドラマ「ダーク・エンジェル」みたいだったな〜。あの足の速さは必要な設定だったのかな？
韓国ドラマはファンタジーを映像化するのに長けてるなと思ってたけど、SFもこんな面白い作品作れるのね。今後が楽しみ。
