良い。良すぎる。
衣装、ヘアメイク、画面の色合い、セット、脚本、演出、全部が心地よく調和していてちょうど良かった。
共存に近い愛なのに、見ていて全然息苦しくない。
2人ともが「自分を愛してくれ」と強く求めてはいるものの、相手の弱い部分もかっこ悪いところも含めて受け入れようとするお互いの器の大きさと愛する努力のおかげですごく穏やかで健やかな愛が成り立っている。
もたれかかるんじゃなくて、身を寄せ合う。そんな関係。憧れる。
人に打ち明けられない寂しさをそれぞれ抱えているのに、相手にその寂しさを埋めてもらおうとすら思ってなくて(むしろそれを嫌ってる)、一緒に毛布にくるまって温かいお茶を飲みながら静かに痛みが過ぎるのを待つ姿がとても可愛らしくて愛おしくて素敵だった。
