それぞれ前世の記憶がなかったり、一部しか覚えていないから、ウルテだけが知る真相がどうなのか気になって一気に観た。
色んな悪鬼が出てくるし、登場人物はみんなすごく血まみれだけど、それほどグロいわけではなく観やすかった。音楽も良い雰囲気だしてたし、時々挿入される映像が詩的で好きだった。
長い間人を遠ざけて生きてきたファルがみんなとふれあう事で優しくなっていく姿が魅力的だった。みんなが家族として仲良く生活して幸せな場面が輝くほど、悲劇的なシーンが重みを増してたと思う。ファルが生きて苦しんだ時間はとてつもなく長いけど、こういう感情を持てるようになるには必要な時間だったのかな。
寡黙なイジヌクさんほんと素敵だった。そしてクォンナラさんがとても美しかった。無造作にポニーテールしただけでこんなにきれいなんだなぁと見とれてしまった。シホもドユンもクォン刑事もヘソクも魅力的なキャラクターで、後半はかなり泣けた。ウルテも基本は悪役だけど寂しさも秘めてて、完全な悪でもなく厄介だけど憎めなかった。
世界観は好き嫌いあるかもだけど、観終わった時、もう一度観たいと思った作品。
