岡田拓朗

フランケンシュタインの恋の岡田拓朗のレビュー・感想・評価

フランケンシュタインの恋(2017年製作のドラマ)
3.9
本当に心が温まるよいドラマでした。

中盤は利用するだけ利用して、不都合なことが起こると突き放すような人間の嫌な部分も垣間見たけど、それでも人が好きなフランケンシュタインにみんなが感化されていき、居場所がなく仕方なく森に住んでいたそこが最後に居場所としての森になる。

しかも忌み嫌われていた菌が、人を救うことに最後には発展していき、人に受け入れられるだけでなく、人助けに携われるようになる。
先祖の自分が目指していた研究者に、こんな形でなるんだとラストの展開が個人的に好きすぎた。

自分の持っているものがよい方向、もしくは悪い方向に転ぶかは自分次第、感情の使い方やポジティブの捉え方が大切なんだなと思った。
よく長所と短所は表裏一体と言われてるけどその通り!

様々な人の様々なタイプの様々な形での人らしさや純粋さ、純愛が観れて非常に満足しています。

最後の研さんと天草さんの天草ソングデュエットが微笑ましすぎた。

綾野剛、二階堂ふみ、柳楽優弥、新井浩文。
あんな温かいドラマをこのキャストでやるか、と初めは思ったけど、みなさんさすがの演技力でしたね。
特に綾野剛の演技力は底知れない。

あと、個人的に川栄李奈の美琴がめっちゃよかった。
あのギャップはなかなかたまらない。笑
彼女はアイドルでなく、女優として生きていって欲しいなーと思った作品!
岡田拓朗

岡田拓朗