サンセット

あまちゃんのサンセットのレビュー・感想・評価

あまちゃん(2013年製作のドラマ)
2.0
[20130929]評価ポイントはまず能年玲奈の無垢さだったけど、ヤクザなら広島弁、舞妓なら京弁というように、海女さん特有の方言(じぇ)を定着させたのが大きかったと思う。また、被災地をテーマした物語は暗くて重いイメージがあると思うけど、このドラマではそういう重苦しさが無かったのが印象的。被災地が舞台だからと言って、無理に震災を描かなくていいのだと感じた。
振り返れば「能年玲奈」と「女子高生が田舎での出会いから成長する姿」と「震災の描写」に惹かれて観ていたと思う。間延びした回もあったと思うけど、今までの朝ドラとは違ういい意味での異色さを感じられたので見続けられたと思う。逆に「日本の朝に元気や笑顔を届ける」という朝ドラの特色も再確認した。登場人物は誰も死なず、原発事故も描かれなかったけど、震災の傷を考える上で必要かどうかは評価が分かれるかも。あと80年代のオマージュがよく出てきたけど、平成生まれの自分にとっては「80年代の呪縛」のようなものも感じた。
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