このレビューはネタバレを含みます
日々、殺人鬼たちとの対話に明け暮れる、韓国初のプロファイラーであるソン・ハヨン(キム・ナムギル)。
被害者が殺されたのは、たまたまその時に自分の前にいたから、運が悪かったからと言う加害者。
長生きして、もっと大勢殺したいから健康に気を使ってると笑顔で言い、おまけに殺人を犯した数が多いことを自慢げに語る、自己顕示欲の塊のような加害者。
そんな鬼畜どもとしょっちゅう関わっていたら、よほど図太い人でもおかしくなりそう。
ハヨンは誰よりも繊細で正義感が強く、共感力も高く、相手の気持ちに寄り添える人だから、相手の苦痛や悪意をそのまま受け取ってしまう。
そのせいで心を病んでいくハヨンの様子が痛々しくて見てられない…。
キム・ナムギルのリアリティのある演技に胸が締めつけられる思いがします。
