ドクバリ

二十五、二十一のドクバリのレビュー・感想・評価

二十五、二十一(2022年製作のドラマ)
4.3
面白かった。

スポ根×ジャーナリズム×友情×90年代×家族、複数の要素が良い塩梅に配合されていて、コメディとガチパートのバランスも凄く良かった。

ネットの考察サイトみたいのを見ると後半の数話があんま良くないとか、辻褄がどうこうみたいなことが書いてあったけど、オレはあんまり気にならなかったかも。
まぁ確かに言われてみれば、ん?ってとこはあったけれど、ドラマとしてキレイな着地だったし、普通に感動した。
てゆーか最終回に限らずスゲー泣けるドラマだった。

そもそも普段スポーツとか見ないし、自分でやることもないのに、フェンシングのシーンは大体泣いてた。(でもスポーツでギャーギャー叫ぶやつはホントに嫌い)
スポ根ズルい。フェンシングやりたい。

スポーツ選手とマスコミの在り方みたいなもんも毎回泣かされる作りだったし、コ・ユリムとナ・ヒドの関係とその変化は、ドラマ全体を通して見るとやっぱスゲー泣ける。
家が比較的裕福でバリキャリの母に厳しく育てられたナヒドと、家が貧乏だけど優しい両親の元で育ったコユリムの対比も凄く良かった。

てゆーかコユリム役のボナってアイドルが異常にかわいい。

そんでナヒド役のキム・テリは演技が凄すぎる。
多分ほぼ全てのコメディパートがナヒドを起点に始まると思うんだけど、ナヒドのアホだけど純粋で憎めない感じの演技が天才的だった。
意図的になのかどうか分からないけど、コメディパートの口に手を当てておどろく仕草が妙に古典的で好き。

ネトフリとかに表示されるトップ画?みたいなやつが妙にチャラい感じだから、そういうドラマなのかな?誤解されそうだけれど、あのシーンはドラマの中でもイレギュラーなシーン(正確にはあのシーンは無いんだけれども)だし、OPみたいに90年代感を出したほうが良かったよーな。
ドクバリ

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