豆腐屋さん

私の解放日誌の豆腐屋さんのレビュー・感想・評価

私の解放日誌(2022年製作のドラマ)
4.2
言葉に言い合わせないドラマに出会ったのは初めて
どの言葉がこのドラマを1番言い表せることができるか考えたけどどの言葉も当てはまらない

最初は愚痴ばっかり。挙句の果てに「崇めて」とか言い始めたからどうした?って思ったけど見続けるとこの言葉の意味が読み取れる。
「愛」とかではなく「崇める」
自分を満たすための手段。実際私たちもSNS上でいいねをもらうたびに満たされ、周りの人に褒められる度に満たされ、みんな満たされながら生きている。もしかしたら人間にとって満たされていることが1番大切かも。

私たちは常に何かに囚われ生きてる。
セリフの中で「私たちは常に演じて生きている。みんながみんな演じなければきっと社会は崩壊してしまう」というセリフが好きだった。
そんな社会に生きながら自分を少しずつ解放していく。
地味で変わり映えのしない日常に5分のときめきを見つける。

好き嫌いがはっきり分かれるドラマだと思うけど、時にはこういうドラマも必要