こういうパニックホラーのような作品の見どころといったら、やっぱり極限状態での人間のむき出しのエゴでしょうか。
この作品でのゾンビは、ある程度活動をコントロールできるからかそれほど恐ろしさは感じなかったものの、戒厳令が出てからは、徐々にスリルが増してきて…。
身勝手極まりない住人達が繰り広げるとんでもない言動の数々は「新感染」や「ミスト」に負けず劣らず腹立たしい！
誰しも自分が可愛いのは当然だけれど、そんな中でも他人を気遣う人がいるかと思えば、自分さえ良ければ他人がどうなろうと構わないと踏みつけにする人もいて。
数多くいるクズの中でも、最低のクズが棟代表と医師。
本当に果てしないクズっぷりを、文字通り髪振り乱して発揮してくれました。
ただ、この作品でのハン・ヒョジュ、ポケットに手を突っ込んだり、腕組みしてみたり、ドアを蹴飛ばしてみたりと、敢えて男っぽく振る舞ってる(演技してる)けれど、なんだか違和感を感じてしまって…。
同じような男前な役柄でも、「ムービング」の時にはそれほど感じなかったんだけれど…。
彼女はやっぱり可憐でナチュラルな可愛らしさのある役柄の時の方がいいなぁ。
(あくまでも個人の感想です😋)
