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ナンバMG5のpokotanのレビュー・感想・評価

ナンバMG5(2022年製作のドラマ)
4.0
毎回毎回落書きオープニングへの入り方が面白い。

藤田さん、ヒロインなのに、2話で性格ブスさを描いてしまったので、その後なんでこの娘に恋出来んの、と思っちゃう。

伍代の神尾楓珠、演技はあれだけど、やっぱりめちゃくちゃイケメン。
2話での裸に特攻服姿萌え。

難破が何故あんな強いのか。
やや安っぽい展開の脚本が残念ではあるけど、4話のガリ勉君との友情物語はなかなか熱かった。

最初は、どうもハマりきらない部分あったけど、回数を重ねるごとに、難破×伍代×大丸の友情の関係性が素敵になってきて、終盤に向けては熱いドラマがあった。

9話が傑作過ぎた。
この回はなんと言っても間宮祥太朗の演技がとてもつもなく光ってた。
家族への告白のシーンは、学費や諸々お金払ってるのに何で白百合通ってるって2年半も親は気付かないのっていうツッコミどころしかない設定ではあるものの、間宮君の表情、演技でしっかりと惹きつけられて切なく最高だった。
そして、学校での乱闘シーン。
ここでも、素晴らしい演技を見せてくれた。
「ここはな、俺の大事な場所なんだ」
唯一素の自分が出せた、やりたいことが出来た大切な場所。
そこを必死に守る姿がかっこよすぎで、熱くて、それを見守る、いつから難破≒特服兄貴だと気付いてたのか島崎の姿や学校の友達たちの中で流れるWANIMAの曲で高まり、泣いた。
そして、パトカーで去る難破の後ろにぼやけても見える藤田さんの離れていく姿は、神がかった画だった。
この回だけでこの作品を観た価値がある。
最近観た作品の中で飛び抜けて素晴らしい演技だった。

島崎もすごい良かった。
愛らしい舎弟分のキャラになってて、春本ヒロくん。
今作で初めて知ったけど、今後期待の新人ですね。
9話で誰だか聞かれた時に「兄貴、いや俺の友達だ。だから、助けてやりたいのに、怖くて動けないんだ」と言って何も出来なかったのに、10話で難破のために勇気を振り絞って退学に異議を申し出る姿はかっこよかった。

そして、兄弟愛、家族愛。
不器用で馬鹿で真っ直ぐで熱くて無駄に明るくて唐揚げの美味しい、あのめちゃくちゃな家族最高だった。
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