"引きこもり系男子界のトップアイドル"ことカン・ダニエルの役者デビュー作ということで、バラエティ番組「布団の外は危ない」好きとしては「大応援せねば!」な心意気でウォッチ。
(アイドル活動の激務からメンタルダウンした後で、事務所独立&ソロ活動再開時のミニアルバムでのアイドルらしからぬ鬱々とした歌も良かったし、その後に「布団の外は危ない」で共演したLocoとのコラボ曲も胸熱展開で最高!)
その他主要キャスト陣も、『契約友情』からイ・シニョンとミン・ドヒ、『恋にチアアップ』からチェ・スビンとパク・ユナ(敵対していた二人がまたしても…というね 笑)と、見知った若手俳優たちの活躍に心躍りかけたんだけども……所詮はアイドルドラマなのかもしれんが、今時珍しいぐらい色々とダサくておサムい演出のオンパレードで、出演者の誰の得にもなってないような気がする残念ドラマと言うか、視聴前に期待していたようなラブコメドラマでは全く無かったよね。
(パク・ユナちゃんのクラブダンスシーンは『SKYキャッスル』のオマージュかな?笑)
(アイドルに扮したステージシーンも特にダニエルくんが目立つわけでもなく「逆に何がしたかったんだろ?」という謎展開…)
メインカップルの恋模様も浅いし軽いしで興味が持てず(キスシーンのミスマッチ感がとにかくヒドい!)、サブカップルの恋の行方の扱いも雑過ぎるし、特にイシニョン&ミンドヒのロマンス展開のやっつけ具合と言ったら(呆)ってか、各主要キャストが絶妙に「コレじゃない」感が漂いまくりで全くノレないんですけど!
(ダニエルくんはボンボンな優等生キャラよりもおバカキャラな方が向いてる気がする…ってか演技力問題もあるけど、シリアスなシーンが軒並みスベってる感じに見えちゃうから…)
(チェスビンちゃんもパクユナちゃんもイシニョンくんも、別作品に比べて魅力度が激下がりしてるような…ってか各キャラとも一本調子感が強すぎてマトモに見ていられないってば…)
さらに、物語進行的にも"無意味にダラダラ引き伸ばしてる感"が各話で散見されるのもツラい。
(トレーニングや授業シーン、捜査シーンにバカンスやイベントシーン…そのどれもが間伸びしてダレちゃう)
致命的な欠点は、本筋(ライトなラブロマンス展開)の裏にある事件が無駄にシリアス過ぎるせいでバランスがすこぶる悪いところで、、、「どういう気持ちで見てたらいいのか正直わからん!」ってこっちの情緒がおかしくなっちゃうってば!
(色々と雑すぎて「そんな馬鹿な!」「今そんなことやってる場合か?」「何その解決方法!?」な展開も多くてノイズだし…)
(唐突な悲劇展開にも全く感情が揺さぶられないという稀有さ…)
とにかく、最後まで完走した=見終えた自分を褒めたくなるハズレ作品でした。
(ラブロマンスも胸熱チング展開も感動ファミリー要素も欲張って盛り込んだ結果、どれもがベタな上に雑過ぎるから単純に面白くないんだって…)
結論としては、カンダニエルは屋内に引きこもって、ただひたすら食って、寝て、ゲームしてるだけの方が魅力的で面白いと思うよ!(暴論)