Yutaka

1899のYutakaのレビュー・感想・評価

1899(2022年製作のドラマ)
3.7
まだ見てないけど、『DARK』の制作陣が製作したSFドラマ。前半は特に謎が謎のまま進んでいくので若干退屈な感じもあったが、後半からはちゃんと面白かった。だけど、まだほぼ全てが謎のまま。シーズン2に期待したい。
現実とは一体何なのか?『マトリックス』が提示したようなことが本作のテーマ。舞台設定が1899年で、アメリカに移住するために各国から集まった人々が乗った客船っていうのが面白い。過去の世界と近未来テクノロジーが同居している違和感がまず視覚的にめちゃくちゃ好き。そこで起こるコペルニクス的転回。それが1回ではなく、何回もあるのが脚本の妙だなと。そして、まだまだそれが展開していく余地があるのが凄い。広げた風呂敷は相当な物なので、どう畳んでいくのかが見もの。『DARK』は絶対に見ないといけないなとおもった。
後、毎回エンディングで異なる名曲が流れるの良かったけど、8話のボウイのStarmanは安直すぎてちょっと笑っちゃった。
以下ネタバレ備忘録⚠️
.
.
.
.
.
モウラの父が黒幕かと思いきや実はモウラが夫のダニエルと一緒にシミュレーションを作った。病に犯されて死に行く息子と仮想現実の中で一緒に生きるため?。父はモウラをそこに閉じ込め自分はそこから脱出しようとするもダニエルの策略によって失敗。モウラは再びシミュレーション内で目覚めるも、それは彼らが作った最初のシミュレーション。ループが起こることは無かった。そこでダニエルが衝撃の一言。モウラの兄、キアランがモウラが不在の時にプログラムを奪ったから、ダニエルはモウラをシミュレーションから脱出させようとしたと。目覚めて、キアランを止めろとモウラに言う。モウラが目覚めるとそこは2099年の宇宙船で、キアランのメッセージが。
.
もう二転三転してややこしすぎる笑。ダニエルはずっと違う事言ってるし。何が目的で何が真実なのか未だに分からない。
Yutaka

Yutaka