このレビューはネタバレを含みます
「今、私たちの学校は…」を観る。
連休はドラマの日。
三連休なので長くて普段観きれない韓ドラに挑戦です。
超絶気になっておりました。
ネトフリのオススメはもちろん、ここ最近のタイムラインをそれこそ劇中のゾンビがごとく埋め尽くしまくっていたので。←失礼なことをいうな。
結構ではないレベルでゴアな描写があるのですが、なぜかぜんぜん気になりませんでした。普段であれば卒倒するレベルなのですが。
お話は至ってシンプル。王道中の王道。それゆえドストライクでした。
理性だ知性だと言いながら、結局にんげんなんて一皮むけば野生動物と同じ。
自分の群れと、群れの中にいる自分を守るためには平気で他者を犠牲にする。
しょせんこの世は弱肉強食、壮大なイス取りゲームに過ぎないのだろうか。
舞台装置としてのゾンビの使い方もハマってましたね。
生態系の頂点としてゾンビを置くことで、その問題を浮き彫りにするシンプル構造。大好物でした。
シチュ的にもテーマ的にもなんだか「バトル・ロワイヤル」を勝手に彷彿としてしまって、いろいろ盛り上がりました。
「悪の教典」のときもおもたですが、校内を舞台としたアーチャーの無敵感てなんなんだろう。
どっちも決定的な戦力にはなってないんですが。異様にかこよく感じるのです。
ハリ先輩自体がかこいいというのももちろんあるんですが。あと細い。
オンジョの顔面がドストライクでした。近年稀に見るドストライクでした。
しかもツンデレ幼なじみとか王道の暴力。全俺が瀕死状態です。
幼なじみの尻とかカバンとか蹴っ飛ばしたりするくせに、好きな子の前では髪おろしたりなんかしちゃったりするんですよ。ヤバいですよね? ヤバいですよね?←なんで2回ゆうの? なんで2回ゆうの?
髪かきあげてどっちがいい? とか聞かれても困りますよね? 俺も左のほうがいいと思ったけど撤回やっぱぜんぶ違ってぜんぶイイ!←いろんな意味でダメですね。
パク・ジフさん。もしかしてリアルJKさんだったですか。「ハチドリ」のひとなんですね。めっちゃ観たいけど観れてない。
ギョンスの中のひとは岡山天音にしか見えなくて困りましたが、だいぶ泣かされました。
ナニしてくれんねんナヨン。素でブチギレかけましたが、よく見たらどっかで見たような。気になって調べてみたら「イカゲーム」のビー玉のひとやないですか。
その補正がかかったわけではないのですが、先生との回想シーンでまた正体なくすくらい眼球が大洪水になっちゃいましたよ。どんだけ俺から体液絞り取ったら気がすむのかこの娘は。好き。
どう考えても竹内涼真にしか見えなかったのはスヒョク。
委員長とのキスシーンがきれいかったですね。
委員長あるあるの「名前で呼んでくれないのね」イベントもちゃんとおさえてくれててたいへん俺得でした。
委員長はアベンジャーズのハルクポジというか、鬼滅の禰豆子ポジというか、アイアムアヒーローのかすみんポジというか、なんとなくそんな感じの戦闘シーンが好きでした。
あ、でも委員長感染発覚時のチョンサンの反応はなんか違和感ありましたですね。
オンジョのジェラシー発動のためだったんでしょうか。都合よくキャラ改変されてしまった感がなんかざんねんでした。
最後はなんだかんだ戻ってくるもんだと、なんの疑いもなく思い込んでたので地味にショックでした。バスタオルの用意までしてたのに。
キャラ改変といえばミジンさん。
初登場時は結構いい感じに凶悪だったのに、最終的にはギャグ要員に。
どさくさ紛れみたくジュンソンに告って速攻玉砕するとこ大好きでした。笑。
せつなさ炸裂したのはウンジとチョルス。
生きる勇気も死ぬ勇気もないチョルス。引き止めてくれるのを待ってたのに、無情にも閉まる屋上のドアがせつない。
絶対終盤挽回してくれるもんだと思ってたら、とことんまで行き着く展開。
一貫して容赦なくイス取りゲームを描く必要があったのでしょう、おそらくは。
どこまでもラスボスらしかったのはグィナム。
あっち側でもこっち側でもない、何者にもなれず、生きてゆく上で必要不可欠なアイデンティティを完膚なきまでに叩き潰されたモノの体現。おそろしさとやるせなさがたまらんでした。
このお話の舞台が学校で、彼らが学生である理由にハッとさせられました。
ラストはあえて委員長を完全にこっち側に引き入れないことで、希望を残したんでしょうか。
どっち側にいても関係ない。みんな幸せになれる世界だってありえるんじゃないかと。
てっきり最後の最後で元凶の科学の先生がどんでん返しをかっさらっていくのかとおもてたのですが…
意味深なことゆうてましたよね。本能を捨てずに人として生きていけるのかとかなんとか。
もしかして続編ありきだった…?