このレビューはネタバレを含みます
内容はともかく男女バディは良かった。
主人公に共感し、彼ひとりをただ信じる切るだけの強い気持ちがあれば楽しく完走できる作品だったのかもしれない。彼は何ひとつ悪くない、魅力的なキャラクターだった。
追い詰められて武器をその場にあるもので作って反撃しちゃうところとか。
でもこれほどにゲーム感覚で人の命を軽く扱う人間ばかり出てくると、主人公でなくとも正義や大義を見失いそう。黒幕たちの私怨というか粘着質な精神だけでは、これだけの命を奪う理由としてバランスが取れていない気がした。私にとっては何か気持ち悪さだけが残る、これにて一件落着とは言い難いラストだった。
それでも俳優陣も素晴らしいし、目新しさもスピード感もあり、惹きつけられる点は多かったからこそ完走できたのだと思う。このコンビの復活があればきっとまた見ると思う、良い仕事をありがとう。