なっこ

受付のジョーのなっこのレビュー・感想・評価

受付のジョー(2022年製作のドラマ)
2.9
“辞めさせられるような状況になってはじめて、ここで働くことの意味を考えさせられる”

辞めさせられることがこんなにキレイな言葉でまとめられるはずなどないと分かっているけれど、多くの女性はこうやって転職や退職を強いられていることは事実だろうから、こう明るく前向きに捉えられないとやっていられないというのが本音なのかもしれない。

そのぐらいタフでないと実社会ではやっていけませんよ、というメッセージだと受け取ろうと思う。打ちのめされても進むしか道はないのね。

※以下各話視聴中の感想
#7 そこに“人が居る”ことの価値
熊本さんにそんな過去があったとは…。
壁の花のように当たり前に無視されることもあるかもしれない、それでもサービスって人がすることに意味がある、その人がそこにいることに意味がある。
失ったら怖いから執着しない、そうやって予め諦めてしまう気持ちも分かる。傷付かないように求めず平気なふりをする、切り捨てられる方が。でも、そうじゃないよね、戦わずして、逃げるのは私も性分じゃない。僅かなことかもしれないけれど、彼女の変化が私もちょっと嬉しかった。

#4
1話30分なので無駄なくサクサク進む。
“名も無き仕事”からの解放、良きかな。絶妙にムカつく上司キャラ、良きかな。
それは、ガラスの天井なんじゃない?適応障害なのかな。泣きながらも同期にアドバイス出来るあなたは真面目で優しい人。

#1
AIに取って代わられる仕事。それに数えられる不名誉は耐え難いよね…どうなんだろう、サービス業の多くはなくせないと個人的には思うけどな。
会社の元営業職の男性視点で受付業務を改革していくお仕事ドラマかな。ある職場に新人として入るところから描くのはよくあるパターンだけれど、それが女の園のような職種に男性、というのが目新しいところ。
主人公の住んでいるところの外観、どっかで見た気がする。彼の部屋のインテリア素敵だったな。相棒のぬいぐるみ“ちくわ”も可愛い。彼の成長譚よりも、受付業務自体にちょっと興味あり。自分の仕事の参考になると良いな、と期待。
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