たわらさん

リーガル・ハイのたわらさんのレビュー・感想・評価

リーガル・ハイ(2012年製作のドラマ)
3.8
法廷コメディ。普段身の回りで訴訟が起こりそうな事柄を扱っているため、扱っているテーマは興味深い。相手の自爆や落ち度、運で勝訴することも多いのでカタルシスには浸れないんですが、古美門研介の存在が今作の魅力を形成している。情を切り捨て弁護士としての役割を果たす徹底された弁護方針。彼の理屈(屁理屈)には圧巻の一言であり、9話の意欲なき者に送る鼓舞は間違いなく今作の名シーンである。

✔️雑感
・黛の不必要性。感情的、五月蝿い。ツッコミ要員として置いているのかもしれないが、古美門が彼を雇う説得性と彼女への評価は理解し難いものがあった。
・メタ発言は好き。
・今作の判事や周りの演者の演技が下手。ひりつめた空気であるから故にギャップが生まれるのに、全体を通してほんわかし過ぎていて滑っているのである。今作の笑いどころは趣向に合わなかった。
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