はしもと

重版出来!のはしもとのネタバレレビュー・内容・結末

重版出来!(2016年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

痛え〜〜〜〜〜つら〜〜〜〜ぶっ刺さり。娯楽を作るひと、それを支えるひと、届けるひと、受け取るひと、全ての担い手をあったかく真っ正面から描くお話。
ゆーてフィクションだし絶対こんな絵に描いたような感動や奇跡起きっこない!って思うけど、もしかしたら形は違えど自分も頑張りや運次第で何か得られる瞬間が来るかも。来てほしい。って期待したくなるし頑張りたくなる。 でも、一瞬のひらめきとか運命の出会いはフィクションじゃなく本当にドラマチックに現実に在る
「面白かった」「良かった」「好き」その一言がどんだけ救いになるんだろう。伝えることは絶対に大切だし、上手く伝わるにしろ伝わらないにしろ、まず口に出さなきゃ絶対伝わらない。
「クリエイターを起用するとき、プロデューサーはその人をクビにする覚悟をしなきゃいけない」という某Pの言葉むちゃくちゃ思い出した。それがミクロに、ダイレクトに落とし込まれてるのが作家と編集者の関係性なんだろうな。作家の人生にどうしても踏み込んでしまうし、向き合って責任を持たなくちゃいけない。相性も実力も才能も努力も運も、全部含めて巡り合わせ。どんな人でも、どれかが足りなくて巡り合えないこともある

松重豊 VS 生瀬勝久 最高だった……男気…オダギリジョーの仕事人感(笑)(笑)

2話(;_;)
小泉くんへの共感…頑張れのインフレ…自分の立ち位置の把握とその上で今やれることを考え続けること

6話(;_;)一度夢を諦めた大人(;_;)
娯楽は金にしなければならない。買ってもらえなければ意味がない。ビジネスとクリエイティブの狭間で揺れ動く会社員。一見嫌味な人だし人によっては悪にしか見えないけれど、それが安井さんなりの戦い方であるし、エンタメに挑戦し続ける上で必要なものなんだよな……影に潜んだヒーロー。分かりにくい貢献者。それを認めた上でしっかり彼の愛や思いを描いているのが最高だった…。過去に絶望した悪→夢を持ち続ける者に感化→夢を取り戻し善に というシンプルな構図じゃないのがほんとにほんとに………泣いた………

7話(;_;)
ハイキュー!!思い出した。辞めること終えることは決して悪ではない。君達の何もここで終わってない。
力を蓄えて蓄えて、来るべき時に備える。やりたいことを歪めない。真ん中を持つ。分かってもらえる人に分かってもらうこと、それが沼田さんの希望だったんだな〜

いやもう全話ええやんけ〜〜〜‼️ビジネスとしての娯楽の全部詰まってる。Blu-ray買いかもしれない…検討…
音楽:河野伸さん