ルビー婆さん

ある告発の解剖のルビー婆さんのネタバレレビュー・内容・結末

ある告発の解剖(2022年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

検察官役に『ダウントン・アビー』『ゴッドレス』のミシェル・ドッカリー。好きな女優さん。

はっきり「NO!」と言いにくい雰囲気。
誰もが、はっきり言えるだろうか。
嫌われるのでは?怒らせるのでは?
そんなふうな気持ちが、はっきりとした「NO!」を言い出せなくなる。

その時に、嫌なものは嫌なのである。
不快感があるのだ。男の身勝手だけが残る。
目先の欲望だけ、不都合なことは見たくもないので、女性側の控えめな「イヤ」が全く伝わらない。

夫であろうとも、嫌な時に無理にすればレイプになる時代。それによって、妻の気持ちは変わっていくし、夫への愛情も冷めていく。
欲望だけで、思いやりがなくなっているということは、続けていくことは苦痛。


以下、ネタバレなので注意
















“もったいぶるな”
マジでクソすぎる。

裁判においては、うーん、これでは、無罪判決出ても仕方ないなぁ…と残念な気持ちになってしまう。
しかし、だからこそ、なかなか立証しにくいのがレイプ事件なのだと思う。

ラストは、「ざまぁ」的な気持ちになる。
悪いものは叩きのめす。
正しい道へ修正する。
子供たちもそれを理解してくれたらいい。これが理解できないのであれば、また同じようなろくでもない大人になってしまう。
妻はそう思っての大胆な行動であった。

彼らは過去の罪を隠そうとし、今頃になってもっと大きな代償を払わなければならなくなったのだ。