何者かの企みによって、戦国武将たちのクローンが高校生になって集結。しかも日本史は誰も興味を持たない時代になっているという無理やりな謎設定の中、歴女の学級委員長の山田杏奈が主役。
異なる年代の武将たちのクローンが高校生としてわいわいやるのはまあ面白い発想だと思うが、とても高校生に見えない髭面多数、小澤征悦、満島真之介、濱田岳等々。なぜ高校生にする必要があった。
また武将全員歴史は知らないという設定なのに、みな自分の家紋を衣装に身につけたり、武田信玄はパーカーとフードをかぶったり、伊達政宗は眼帯をするなど、ロジックは基本的に成り立っていない。
歴史の小ネタをこれ見よがしに放り込んでくるのはまあいいとしても、とにかくストーリーがだるい。特にラストは間延びする。
そもそも家康が改心後、もう一度信長と戦う件はどう考えてもおかしい。ドラマの尺の都合で無駄に引き延ばされたのではないかと思うほど脚本は退屈だし、このひどい茶番に視聴者を突き合わせられる神経もすごい。
