ロックウェルアイズ

I”sのロックウェルアイズのレビュー・感想・評価

I”s(2018年製作のドラマ)
5.0
平凡な高校生瀬戸一貴の目の前に現れた4人の女の子。
陽気な幼馴染いつき、積極的な後輩泉、大人しめな隣人藍子。
そして、触れたら壊れちゃいそうなシャボン玉のような、一貴の永遠のミューズ伊織。
女の子を振り回し、女の子に振り回された、一貴の数年に及ぶピュアな青年期の物語。

全13話各話50数分。
毎話毎話、まるで映画を観ているかのような充実感。
次から次へと起こる事件に全くダレることなく進む、あっという間の1時間。
時に女の子側から、時に一貴側から、一貴の青春を追体験する。
心にもない嘘とそれによる勘違い。
近づいては遠ざかって、いなくなっては現れて。
心が離れ始めた時に、その埋め合わせの如く現れる新たな女の子たち。
「一貴ぁ〜!違うだろ!ダメだよ〜!」と、何度叫んだことか。
観ているこちらも何度も心が揺れて、振り回されて。

OP曲『yesterdays』もED曲『Coffee
』も世界観にあっていてとても良かった。
漫画的な非現実展開もあったし、自分の高校生活とは比べ物にならないくらいリア充だし、1990年代って全然世代じゃないんだけど、どこか懐かしくて共感できる。
良い仲間と良い女性たちに囲まれて、少しだけ大人になった瀬戸一貴。
大人への一歩、青春の淡い想い出、どこかに探していたヒーローやヒロインに、誰もが共通する部分を見つけられるはず。
遠いところに行ってしまっても、心の距離が空いてしまっても、ずっと想い続けた。
よかったな、一貴!
I”sとはイニシャルのI”sであり、eyesであり、合図なのかな。
春夏秋冬、どの季節もどの瞬間も輝いていて大切なんだ。
そんな尊い今この瞬間を。
自分も大切にしていこう。


↓以下余談
・ヒゲミ先生の二人羽織強要はセクハラやろ。
・誰だよ!王様ゲームとか言うドスケベゲーム考えたやつ笑
・石積みの最後に乗っける白い石って白石聖だから?考えすぎか。
・こんにゃくの意思。
・カラオケ『yesterdays』しかないんか?
・誰推しか問題だけど、それは決められない。
やっぱりずっと一番なのは伊織だし、なんだかんだで一番泣かされたのはいつきだし、可愛い!という意味では泉だし、2話分だけの出演ながらも存在感あった藍子も捨て難いし…

そうだな、
寺谷推しだな。
あんな良い友達はいないわ。
エロいことしか考えてなさそうだけど笑